1 自動吻合器
1 中枢側自動吻合器 2 末梢側自動吻合器
【ClassⅡb 一部Ⅲ,evidence level C】
 CABGにおける血管吻合は1902年のAlexis Carrelによる血管縫合手技が基本となっている.血管吻合の基本は安全,確実,容易にできるものがよいとされるが,近
年のOPCAB,MIDCAB,totally endoscopic coronary artery bypass(TECAB)などの手術法の進歩とともに,自動吻合器の開発導入も盛んに行われるようになった.現在我が国で臨床使用可能な自動吻合器は大伏在静脈(SVG)用の中枢側吻合器のみであり,完全自動型吻合器と半自動型吻合器の2 種に大別される.一方末梢側の自動吻合器はmagnetic vascular positioning system(MVP system;Ventrica Inc,Fremount,Calif)などが海外で開発され臨床治験が行われている663)-665)
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虚血性心疾患に対するバイパスグラフトと手術術式の選択ガイドライン
(2011年改訂版)

Guidelines for the Clinical Application of Bypass Grafts and the Surgical Techniques( JCS 2011)